美里優の孤独で殺伐した生活20年とは、脱カルト青年を象徴
しており、カルト宗教から目が覚めるのが、30代という年齢層が最も多い。
カルト信仰をやめたとき生き方が変るのです。
「まほろ」とは、ほんとうの理想の社会・真に優れた国(1000年王国・神様が支配する理想の世界)、より良い未来への希望の意味です。
まほろとの出会いからの楽しい生活は、楽しいイベントたくさんあり、うわべだけの友情の、たのしいカルト宗教信者生活です。
まほろがいなくなったのは、仲間はずれになり、最後には何らか矛盾に気がついた象徴です。
そのような教団から離れて次第に教団を憎むカルト信者の心の状態です。
心が荒んだ、美里優を救うには 復活した、まほろとの再会が必要です。
極限的
伝道活動とは、宇宙の果てまでも行く勢いである
まほろまてぃっくの第一話でバスジャックの話があります。こ れには比ゆ的な意味があり、バスの 運転手にさえ話しかけたり乗客に布教活動を行う末期状態のカルトな宗教信者の姿なのです 。
大量生産型の伝道活動のため、次から次へと、宗教に関心も無い人たち、教義が理解不可能な
人でも、たとえ知的障害者・重度の精神障害者でもをいいから入信を求めるのです。
彼らには社会常識よりも、数字の目標達成のためには手段を一切選ばないのですから、強引な勧誘もありうる。たとえどんなに不純な気持ちでも良いから入信を
する若者達は大歓迎なのです。
宣教師にはセールスマンと同じでノルマがあるからです。それを達成できなければ罰則があるからです。
「まほろまてぃっく」とは、爆発的で超人的な意志力による伝道活動をする宗教団体が成れの果
が、異星人「セイント(Saints)」を象徴しております。
最終的には、宇宙宣教団員のメンバーが、あての無い旅にでかけたが、永遠と思える時間をかけても生命の欠片さえも見つからない、
そのとき、セイントたち乗員が分裂し争いをして自滅するよりは、人命を最優先させるため、
思考ができるメインコンピューター・マシューの意思でセイントの信仰心を失なさせた。
西暦1962年10月カリブ海での「キューバ危機」のとき地球に到着した時には、本来伝え るべきメッセージを全て忘れられ、彼らに残されたのは「善良さ」のみだけだった。
まほろやセイントの身体に思えたことだけが残っており、それが「えっちなのはいけないと思
います!」という性に対して過度の不寛容さなのです。
マシューでさえ、削除しきれないセイントの教義のデーターも、身体で覚えたものは失われていなかったのです。
これって、「逮捕状」とは中東某国の宗教警察でしょうか。カルトア
ニメへと転落へと。
「ま
ほろ」と「スラッシュ・美里優」は、何と!新幹線のぞみ号よりも速く(平均時速350キロ)、北海
道の知床半島まで追いかけっこしていた!
まほろまてぃっくの最終アニメ「えっちなのはいけないと思います」では、優とまほろの追い
かけっこでは、
東京都内(緋立たぶん日野市それとも立川市)から、わずか半日たらずで、なんと北海道最北端・知床半島、択捉島
が見えるところまで追いかけるという執念
をもつ、まほろ。
それから逃げる、美里優の精神力!美里優くんがスラッシュにのって逃げるの
を体感したければ、新幹線のぞみ号の屋根の上に、博多までしがみつけばそのつらさがわかります。
まほろさんが遠距離を高速度で移動できる乗り物、シルフィードがなくても、まほろさんが
自力で都内から北海道最北端まで、わずか半日で行けるとは、新幹線のぞみの最高速度をはるかに超えており、まさに宇宙最高のスーパーアンドロイド・まほろ
なので
す。「えっちなもの」にかんしての執念はセイント第一世代譲りであり、いかにセイントは極限的禁欲主義者の集団だったか、垣間見る事ができます。
たぶんセイントは脳には「マイクロマシーン」という、何を考えているか読み取る機械を
埋め込まれ、さらにはは、性欲を司る部分を刺激させて、それでも淫らな思い
をもたないように自制する。密教層も顔負けの苦行をしていた
と思います。それがマシューの意
思で徹底的にセイントの教義を物理的に破壊し教義データーを全て削除しても、その極限的な修行、身体で覚えたものだけは削除できなかったのです。
マシューが削除できなかったのは、セイントの「善良さ」と「えっちなのはいけないと思いま
す!」という一切淫らな思いを持たない、淫らなものを見ない、見させないという、ひじょうに強い意志力だけなのです。
地球に来た異星人セイントは、自分達は何者で、どこから来て、どこに行くの
か?
それが完璧に忘れたが、身体で覚えたものだけは忘れていないです。
で、スラッシュの大きさは、秋田犬なみの大きさだとしても、それにまたがる美里優は、長時
間しがみつくだけでもかなり疲労を覚えるはずです。
追いかけられても、途中で喉は渇くし、トイレに行きたくなる、お腹はすき強く冷たい突風など、かなりしんどいことです。拷問そのものです。
まほろさんは、何の権限で「えっちな本」を取り上げるのか。母親でも姉でもない勝手に人の
趣味への干渉とプライバシー侵害、さらには「没収」の名のもとの窃盗。これって犯罪ではないの。
も
し、アニメの最後にサポートメカ・シルフィルードを使って逃げれば、まほろは世界の最南端で天寿を全うし、不評と思える最終回は無かったかも。
まほろさんんが空を飛ぶ時に使う「シルフィード」(まほろ専用空を飛べる機械)だと、簡単 に台湾の台北まで行ってしま う能力があり、クリスマスのときには、アメリカ・ケンタッキーで七面鳥の素材をとりにいき、その帰りでフィンランドでクリスマスツリーを持ち帰った。これ を使えば全世界に自由に行く事ができるのです。ただし風圧でメイド服が破れないのは、まほろさん特製の強化された繊維を使われたものです。簡単に言えば メイド服の形をした宇宙服のようなものです。
だから、メイド服をきた若い女性がジェット戦闘機を操縦するところは、とて
もシュールな描写ですが。(美里優が通学している学校までジェット機でできるだけ遠
くに逃げるために迎えに来
るなど)
これを、二段方式で南米の北部でジェット戦闘機は燃料切れたら。そ
こから、シルフィールドを使
い美里優を抱えて、数日もの時間をかければ、チリかアルジゼンチンの最南端まで逃げ切るので、もしかしたら、最後の刺客であ
るフェルドランスと戦わずして、
南米大陸最南端まで逃げ切り、美里優を守られ、そこで、まほろさんは天寿を
まっとうしたと思います。
もし天寿をまっとうし、まほろさんと最後の別れをしたら、たぶん、最終回のような、やさぐ
れた大人にならずにすんだとおもいます。アニメ版での鬱な最終話が無かったと思います。
(原作8巻では、フィルフィードは管理者の空中戦艦を破壊させるために自爆しました。)
某教団の過度の期待と苦行層と思える禁
欲主義
20年で2倍の信者が増加でさえも大失敗だと悲観するのです。西暦2000
年までには国内の教会員数は100万を超えるという目標か
らは程遠いのです。
100万人もの信者を獲得するには、とにかく昼夜、寝食を惜しまず、超人的な伝道活動をすること、社会のモラルやマナーなどは一切無視なのです。早朝から
深夜に至るまで連日、伝道活動を行うのです。まさに、宇宙の果てにでも行け
るくらいの意気込みなのです!
鮫島という人物は実在の人物の名前です。過度の律法主義者であり、アメリカの某宗教原理主
義を超
越した律法主義者で、教団の若者は意思が弱す
ぎると強く主張しています。彼は産婦人科医で、信仰生活は『密教の苦行僧と
同じくらい精神を鍛
えなけ
ればならない!』『救いを得るには完璧と全力が必要不可
欠!』と主張するのです。それをマトモにや
れば確実に精神に異常を来たします。だから一部の原理主義者も驚愕と思えるのが日本独自のやりからなのです。この教団が異星人セイントのモデルではないか
と自分は思います。