初期は、軽い感じのギャクアニメだったのです。4話に一度、二つのエピソードがあり、それが続くようでしたので、たぶん
最終話も最終回らしくないものになり、続きが在るような終わり方になったと思います。
だが、シリーズ構成上、たんなる軽い感じのギャクアニメでなく、ラブコメ・ストーリーアニメへと構成されたと思います。
最期の3話は、行人が日本へ帰るための連続物になると思います。
すずの気持ちが描かれ、たぶん、すずの視点から見て、再び孤独になる悲しみ、妹の美咲をとるか、すずをとるか迷う行人。たぶん、自分の考えだと、
ハッピーエンドで必ず終わらせないのが、アニメ
版藍蘭島なので、大円団で終えさせる事は無いと思います。
その別れの悲しみを乗り越える、すず
の姿を描くと予測します。
もし、仮に、そのために、すずが、悲しみで、どうかしてしまい鬱な内容となっても、たぶん、原作には大きな影響は無いと思います。
それは原作とアニメとは、内容が大きく異なるから同じタイトルでもキャラでも別作品なのです。
簡単に言えば、原作は萌えや色気が主体なんですが、アニメは純粋な意味でのラブコメなんです。
アニメと原作を比較すること自体が無意味でナンセンスなのです。
DVDも、たぶんレンタルは無い可能性が高く、放映後に「ながされて藍蘭島」を見るなら、今のうちにDVDを買うか、それとも、もう少し待って、中古の
DVDを探すしかないです。あとは、ニコ動画とか韓国の動画サイトでしか見られないと思います。
藍蘭島のDVDを買うのは、特典欲しさ、特にヒロインのフィギア人形欲しさで買うのであって、アニメは子供のスナック菓子みたいなんです。たとえスナック
菓子でもアニメ制作スタッフでは必死になって、藍蘭島のアニメを作っているので、やはり的確な評価は必要だと思います。その意味では何度も見ないのは、ス
タッフには失礼です。
たとえ批判的な人、酷評する人でも、一つか二つくらいは お気に入りのエピソードも在るので、それを何度も繰り返し見るのもありだと思います。
いまから、アニメ藍蘭島をこれから観ようとしても、在る意味では、無意味だと思います。
その意味では、いまではお勧めできないかもしれません。
でも、そのうちCS放送で再放送するかもしれないので、それを観るしかないです。
そのかわりハイビジョンでなく、標準画質ですから、DVDより若干画質が悪くなっていると思います。
ある意味では、アニメ版すずは孤独なヒロインだと思います。
すずの母が理由不明の行方不明になり、もしかしたら(いや、確実に)家族だと思っていた行人でさえも、自分の前から去っていく。頼りになるのは、すずが一
人くらしをしていたときに、頻繁に訪ねてきた村の友達とトンカツだけなんです。
その
友達が、いかにして、すずを励ま
すか、在る意味では、そこが見せ所だと思います。
仮に、鬱な内容、すずが、悲しみに負けてしまって性格が変わってしまったとか、破綻した状態になっても、たぶん、「まほろまてぃっく」みたいな大顰蹙(ひ
んしゅく)は無いと思います。もともと、期待されていない別作品なのです。原作の「ながされて藍蘭島」のキャラが動く声を出すだけで充分なのです。
その意味では、アニメ版を好意的に受け入れようが酷評しようが、別作品という暗黙の認識が在ると思います。
その意味では、スペック的に高い内容のアニメほど、評判が良いとされた作品ほど、ラストは重要になるのです。スタッフがはじめに軽い感じのギャクアニメと
いう設定を選択したのは、在る意味では賢明な選択だと思います。
期待されないだけ自由に描けやすいからです。
その意味では「まほろまてぃっく」は、アニメ放映開始時は期待が高かったと思います。
期待が高いとプレッシャも高い自由に描きにくいと思います。
「期待されていない」は別に悪い意味ではなく、むしろ、自由にシリーズ構成ができるからです。でも、大変さは期待されようがされないが同じなんです。
Last updated 2007.09.08 19:39:27